学力偏差値~日経新聞「挑む」後半~

西宮北口の数学専門塾インテグラルです。

前回は記事の続きと、偏差値についての私の思うところです。
前編はこちら>>学力偏差値(前半)

2016.04.18 日本経済新聞 「挑む」~後半~
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偏差値による高校入試の合否判定は瞬く間に全国に広がり、教育現場を混乱させる
元凶とまで批判されるようになった。
桑田氏は「偏差値は鬼っ子になってしまった」と嘆いたという。

今では中学入試から大学入試まで幅広く使われる偏差値。
多くの利点がある一方で、その使い方は案外難しい。

中学生の場合、テストごとに偏差値が乱高下することがある。
問題との相性や時間配分などが原因でいちいち気にする必要はないのに、
それが自分の実力と考えてしまう。
最大の問題点は、偏差値の奴隷となって、希望を捨てて夢をあきらめることにある。
偏差値を再び「鬼っ子」にしないためにも、たとえテストで失敗しても、
それを成長へのチャンスと考え努力を続けて欲しい。
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記事では偏差値の乱高下をいちいち気にすることはない・・・とありますが、私もその通りだと思います。
あくまでも指標・目安のひとつとして使うには便利な道具です。

記事には大学入試の偏差値については書かれていませんが、大変誤解されていることが多いです。
例えば兵庫県内の公立進学校(各地域のトップ校)は偏差値70以上のところが多々あります。
一方、神戸大の偏差値を見てみると65前後の場合が多いです。
一見すると地域のトップ校に入れば神戸大は合格するように見えますが、
トップ校からでも神戸大に合格できるのは上位1~2割程度。

大学入試の偏差値は高校入試の偏差値マイナス10くらいが妥当です。
これは中学生と高校生で模試を受ける母集団の違いによるものです。

東大よりも私立の最難関学部のほうが偏差値は高くなっていたり・・・
これは科目数の違いによるものです。

こんなこともあって、国公立大学の入試では偏差値ではなく、
センター得点率のほうがよく用いられます。

このあたりの事情を詳しく知りたい方は、ぜひ面談にお越しください。

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