2017年センター数学ⅡB

西宮北口の数学専門塾∫インテグラル∫です。
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センター数学ⅡBを解いてみた感想です。

●第1問●
[1]三角関数 誘導が丁寧で易しい
後半は解と係数の関係を使うと速く解ける
[2]指数・対数 図がイメージできればやりやすい
レベルや計算量は標準的だが、点Bと点Cの位置がつかめればあとは早い
最後のlog10の7は使わないのが目に見えているのに、与えられている
意図(log10の2と3と7があれば他は不要)はわかるが、ありがた迷惑
使わなくてよいのっ・・・と思った受験生もいるのでは?

●第2問●
微分・積分 計算量が多いが、これは毎年のこと、レベルは標準的
面積は普通に積分すると大変!!
接線公式(1/3公式)、1/6公式のどちらも使えるが、1/3公式の方が早そう
最後の設問は極小値と端点a=2/3の大小比較が面倒

●第3問●
数列 計算量は少なく易しめの出題
途中でlogが登場し、驚いた受験生が多いのでは
Snを代入すれば、logはほとんど関係なく計算できて、ほっとする
見た目に威圧されなければ、得点しやすかった

●第4問●
ベクトル 計算量が多いが、これは毎年のこと、レベルは標準的
図の対称性を使えば、前半はサクサク解ける
最後の2問(Hの座標とaの値)は、わずか5点のために大量の計算が必要
ここで時間切れになった受験生は多いでしょう
満点狙いならごり押しで計算を進めますが、
8~9割狙いなら最後の2問は捨てて、他の問題を拾いに行った方が得策

全体としては、計算量・レベルともに例年並み(例年、計算量が異常に多い)で、
平均点も50点前後と思われます。

例年ⅡBは計算力勝負ですが、今年もその傾向は変わりませんでした。
時間をかければ解ける問題がほとんどですが、60分で完答するのは至難の業。
面積(積分)とベクトルを早く処理できたかどうかが、今年のⅡBの出来を左右するでしょう。

数学ⅡBは与えられた誘導にのって機械的に解く、計算力勝負が毎年続いています。
毎年センター試験は解いていますが、すべて解ききっても疲れるだけで、
「解けたっ!!」という感動がほとんどない。

大学入試の資格試験としてはこれでいいのかもしれませんが、
数学に「思考力を鍛える」という一面を求めるのであれば、
計算力勝負のⅡBはどうかと思います。

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