学力偏差値~日経新聞「挑む」前半~

西宮北口の数学専門塾インテグラルです。

教育関係者(学校の先生、塾の先生など)の書くコラム的な記事「挑む」が、
毎週月曜日の日本経済新聞(日経新聞)に掲載されています。
塾講師として毎週楽しみにしているコラムです。

今週は偏差値についての記載で興味深かったので、2回にわけて紹介します。

2016.04.18 日本経済新聞 「挑む」~前半~
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学力偏差値を考案した桑田昭三氏が3月末になくなった。
今から50年以上前、桑田氏は東京都内の公立中学校の教員だった。
団塊の世代が中学生だった時代で、東京都でも1学年に500人以上の
生徒がいる中学校が珍しくなかった。
急上昇する高等学校進学率に高校の整備が追いつかず、都立全日制の募集人員は
進学希望者の3割程度しかなかった。
あふれた受験生の多くが私立高校に進学した。

当時の中学校教員の一番の仕事は、全ての進学希望者に高校の席をみつけてくることで、
「高校進学は担任の腕次第」などとささやかれていた。
中学校にはベテランの教員がいて、どの程度の学力があれば希望の高校に合格できるか、
過去の経験から推定して生徒や保護者に伝え、ほとんどの受験生がその通り受験した。
進路指導は配給制のようなシステムだった。

これに異を唱えたのが桑田氏だった。ベテラン教員が判定の根拠にしたのは主に
校内テストの順位だったが、学校ごとの学力評価には限界があると考えたのだ。
大規模テストの偏差値による評価を合否の推定に用いることを思いつき、
テスト社会に転じた。
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長くなりそうなので、前編はここまで。
後編で記事の続きと私の感想を記入します。
学力偏差値(後半)

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