数学は暗記か思考力を鍛える学問か(後編)

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前編では数学の学習方法について、「数学は暗記だ!」とう本を紹介しました。
数学は暗記か思考力を鍛える学問か(前編)

そして数学の暗記とは、「このタイプの問題を見たらこの解き方」と解き方を覚えることであり、
問題を見て解き方が頭にふっと浮かべば暗記は終了、
その先の計算もしなくてよいという話をしました。

しかし、これは本当の数学力ではないのではないかという方もいらっしゃると思います。

確かにこれでは思考力を鍛えられないのではないかという疑問ももっともです。
大学入試で数学的思考力が問われる問題が出題されるのは、ごく一部の難関大の筆記試験のみです。
例えばセンター試験レベルでは、問題文を見て考え込む時間がほとんどありません。
問題文を見た瞬間に解き方が頭に浮かび、後は計算するだけという状態でないと時間切れになってしまいます。
ですから、センター試験レベルまでは解き方を覚えるというやり方で十分通用します。

中学数学と高校数学の1A2B(センター試験範囲)までは、数学的思考力をそれほど必要としません。
センター試験の本質は時間との勝負です。
問題文を見たら条件反射のように手が動いて計算できるようにならないと、時間切れになり高得点は望めません。

本当に数学的思考力が必要になるのは数学IIIの∞(無限大)の概念が登場してからです。
超難関大を狙う生徒には、必要な時期が来たら数学的思考力を鍛える問題を解かせます。
今学習している数学はその下準備だと思ってください。

よく数学力と語学力は相関関係があるといわれますが、中学や高1・高2レベルの漢字や英単語、文法を知らないで大学入試の難しい文章は読めません。
しっかりとした基礎がないと、いざ難しい問題を解こうとしたときに問題文の意味さえわからないのです。

数学成績上位安定を狙うなら、自分でこれと決めた問題集を3周解いてください。
↓こんな感じで問題集に書き込むといいです↓

↓勉強方法の詳細はこちらの記事をどうぞ↓
数学の定期試験で高得点をとるコツ「宿題を〇〇する」だけ

例えば学校の問題集を使うなら1周目は宿題、2周目は宿題でできなかった問題、3周目は2周目でもできなかった問題という要領です。

人によっては4週目以降が必要な場合もありますし、2周目ですべて解けるようになる人もいるかもしれません。
多少の個人差はありますが、基本は3周解きましょう。
3周も解くと答えを覚えてしまうからと言っている人、試しに3周目まで解いてみてください。

覚えてほしいのは答えの数字ではなく解き方です。
この解き方をすればこんな感じの答えが出てきたなと、解き方を覚えてください。

私の場合、受験直前期は愛用問題集(今は絶版ですが・・・)のこの問題と指定されると、
何も考えずに条件反射のように手が動くようになっていました。
答えを覚えていたわけではなく、「問題文を見ただけで解き方が瞬時に頭に浮かぶ」
解き方を暗記していた状態です。

どうしても同じ問題は嫌だから違う問題を解きたいという場合は、相談してください。
同じタイプの数字の違う問題を準備します。


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