高2夏休み 先輩の悔い

西宮北口の数学専門塾∫インテグラル∫です。
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高2以下の生徒にぜひ読んでほしい記事、日経新聞に掲載されていたので紹介します。

2017.07.24 日本経済新聞 「挑む」より

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ある教室が高校2年生の保護者会用に用意した資料が興味深かった。

現高校3年生に
「高2の夏にやっておけばよかったことは何か?」
「もし目の前に、去年の夏休み前の自分がいたら言ってやりたいことは何か?」
を聞いたアンケート結果である。

「やっておけばよかったこと」の上位を占めたのは、発展的な学習ではなく、
ある程度時間を必要とする基本的な事項であった。

(中略)

数学では、パターン演習の必要性を感じている生徒が多くいた。
単純な計算演習ではなく、典型的な問題を手早く正確に得力をつける必要性を感じているようだ。

(中略)

「1年前の自分に言ってやりたいこと」
をみていると、受験生たちが悔いている様子が浮かび上がる。

例えば、
「きちんと単語を覚えておけ!今までなんとかごまかしてきた英単語が脅威になっている」とか、
「出された宿題をもっと真剣に解いておけ」
「ベクトルと数列から逃げるな」
「学校の漢文の授業はちゃんと聴きなさい」などなど。

国公立大を目指すには、多くの科目の準備をしなくてはならない上に、要求されるレベルも高い。
受験生になって単語や文法など地道な練習を繰り返す時間は限られてしまう。
だからこそ高2の段階で、そうしたことはクリアしておくべきだったと後悔する生徒が多いのだ。
もちろん、全然ダメというのではなく、より高みを目指すにあたって足りてないと感じているのだが。

高2生たちにこの話をした。
受験までの道のりを自ら体験できるのはたった一度のみ。
先輩たちの「悔い」を教訓としてもらえることを願っている。
(橋)
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この保護者会資料を準備した企画・発案者の着眼点が鋭い!!
現役の高3生に「1年前の自分に言ってやりたいこと」とは、斬新な発想です。

こういった内容は、卒業後の合格体験記などで書かれる場合が多いです。
現役高3生、しかも同じ塾の先輩の言葉は、リアリティーと重みがありますね。
保護者会の参加者の方も、大変興味深く聞き入ったことでしょう。

「 高2の夏休み 」

私の肌感覚ともまさに一致する、とても重要なタイミングです。
実際に私が現役のときに受験勉強を始めたのも、高2の夏休みから。
公立トップ校でしたが、それでも学校の平均点と勝負していたら難関大には行けない。
このことに気づいたのが高2の夏でした。

まだ周囲の大半の人が本格的に受験勉強を始めていない、高2の夏にスタートを切る。
このことの重要性、今では塾生に高2の夏前に伝えています。

具体的には、以下のような指導をしていますが、記事の内容と概ね一致しますね。

塾長K
塾長K

英語・数学・古典(古文と漢文)は高2の間にしっかりやっとけ。

英数は塾に行った方がええけど、古典は塾なしでも大丈夫やから。

理科と社会は高3になってからでもええから気にするな。

記事の通り、高3になってから反復練習をする時間が取れません。

特に時間のかかる英語と数学は高2までに基礎をしっかりと固めておくべきです。
基礎固めとは、センター試験レベルのマーク模試、高2で7割以上の得点率です。

一方、古文と漢文は短期間で点数を伸ばせる、コスパ最強の科目です。

古典を早くからやれば、高2でセンター試験レベル8割以上は確実に取れます。
古文と漢文を毎日30分ずつ半年間。
正しく勉強すれば、たったこれだけで確実に8割。

英単語と古文単語を比べてみれば、コスパの違いがよくわかります。

一般的な単語帳に載っている単語の数(センター試験に出てくる単語8割がカバーできる数)。
●英語の単語帳 → 2000~3000語程度
●古文の単語帳 → 300~500語
ゼロの数一つ違いますよね。
古文の単語帳1冊、本気になれば1月もあれば覚えられます。

英語と数学は、半年程度やったところで、なかなか8割にはのりません。
しかし、古文と漢文は期待を裏切らず、すぐに点数が伸びる。
こんなにおいしい科目、やらないという選択肢はありません。
塾生には、このことは高2の夏前に伝えます。

ちなみに、私の実際のセンター試験の点数は、
数学ⅡB → 88点
古文・漢文 → 92点

古文・漢文は上記の通り、本当に半年くらいで9割に仕上げました。
がちがち理系の私で、ずっと勉強していた数学ⅡBよりも古文と漢文の方がよかったんです。
というか、古文と漢文は「気づけば数学や物理より得意科目」になってました。
そして、古典を早くに完成させておいたので、高3では理科と社会に時間を回せました。

英語・数学・古文・漢文を早くに完成させる。
そして完成した科目(普通は古文・漢文が先に完成します)から勉強時間を減らしていく。
その時間を高3になってから理科と社会に回す。

これができれば、理想の形です。

記事の切り抜き、教室に掲示させていただいております。
高2以下の塾生には、必ず読ませたうえで、上記のような指導方針を伝えます。

そして、この一言でとどめを刺します。

塾長K
塾長K

ベクトルと

数列から

逃げるな!

いい言葉ですね!!
ベクトルと数列は数学ⅡBの合否を分ける2単元です。
高2のうちにしっかりやっておきましょう。

現役高3生の先輩の声、塾の先生が言うよりも響きますね。

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