流行追う教育現場 温故知新こそ基本理念

西宮北口の数学専門塾∫インテグラル∫です。
 ホームページhttps://suugakuintegral.main.jp/

数学や受験情報ではないですが、この記事に強く共感したので紹介します。

2016.09.26 日本経済新聞 「挑む」より
—————————————————————————
一昔前までは私立中学説明会の目玉といえば、有名デザイナーによるオシャレな制服と
ネーティブスピーカー(英語を母国語とする教員)による英語教育、それにパソコン教室と相場は決まっていた。
やがて耐震工事をかねた新校舎の整備、そして理系(特に医歯薬系学部)への進学実績に目玉は変わり、
最近では判で押したように「アクティブ・ラーニング」と「情報通信技術(ICT)教育」だ。

しかし、「教室にプロジェクターを入れ、グループ学習の成果をプレゼンテーションさせる授業がアクティブ・ラーニング」といわれると、
「その程度のことは40年も前に中学でやらされた」と言いたくなる。
タブレット端末導入も大流行だが、大切なのはツールではなくコンテンツだ。
公立中学が生徒全員にタブレットを無償配布する時代だ。
私学も経営努力に必死なのだろうが、そんな薄っぺらなキャッチコピーで学校選択をしてほしくはないと思う。

ある私立中学の説明会で、情報科担当の教員が
「私たちはICT教育に必ずしも積極的ではありません」
と切り出したのには驚いた。
ICTの必要性を否定しているわけではない。
ただ、教員の大半が“前ICT世代”という現状で、プログラミングやアプリ作成をきちんと指導できる自信はない。
それよりは、
「紙と黒板を使った昔ながらの指導の必要性と意義を信じ、自分たちにできることを精いっぱいやります」
という話に、心の中で喝采を送った。

英語教育でも同じことがいえるだろう。
何十年も受験英語の指導に携わってきたベテラン教員が、ネーティブ並みの発音ができないからと現場を外されたら、とんでもない損失だ。

「時代の要請に応える」ことと「伝えるべきことを伝える」こと、すなわち温故知新こそが、
いつの時代も変わらぬ教育の根本理念だ。
遠からず私も教育現場を離れる。
その日まで、知新の気概を失うことなく、温故の精神を伝え続けていきたい。
(後)
—————————————————————————

私も何となくこれに近い考えは持っていましたが、ぼやっとしていてうまく表現できませんでした。
記事ではきっちりと文章にされていて、読んだときに「まさにこれだ」と共感しました。
インテグラルでも温故知新を大切にし、指導を続けていきます。

↓ホームページはこちら↓
https://suugakuintegral.main.jp/

↓お問い合わせはこちらから↓
【お問い合わせフォーム】

↓合格実績と卒業生の声はこちら↓
★合格実績・卒業生の声★
合格実績は、リンクをクリックしていくと年度別の合格者数が確認できます。
卒業生の声は、卒業生の多い順(神戸女学院高校、市西(市立西宮高校))の順に学校別になっています。

お電話、メールでのお問い合わせも受け付けております。

 

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました