「早稲田大、東大との併願組は要らぬ」~変わる大学入試(中)~

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前回は東大の推薦入試について記載しました。
変わる大学入試(上)
変わる大学入試(下)

今回は「変わる大学入試」の私立大学編です。

2016.04.04 日本経済新聞 「変わる大学入試(中)」
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毎年10万人の受験生を集める早稲田大学。
私学の雄が今、入試の現状に危機感を募らせている。

「一般入試とAO(アドミッション・オフィス)・推薦入試の入学者比率を逆転させる」。
昨年12月、鎌田薫総長は現在、入学者の6割を占める一般入試(筆記試験)を
4割まで引き下げる長期目標を発表した。

早稲田といえども難関国立大を不合格となり、
学習意欲を喪失したまま入学してくる学生は少なくない。
(中略)

「併願組」要らぬ

「東大との併願組みはいらない。早稲田で学ぶ志のある高校生を全国から集め、
キャンパスに多様性を取り戻したい」と鎌田総長。
手始めに2018年度から、地域貢献に関心を持つ高校生に対称を絞った
奨学金付きAO入試を導入する。

程度の差こそあれ、どの大学も早稲田と同じ悩みを抱える。
金太郎あめのような受験秀才、不本意入学などのミスマッチ・・・
偏差値で大学をランク付けしてきた日本の入試の長年の課題だ。
解決策として、文部科学省の有識者会議がまとめた入試改革の最終報告は、
各大学が教育理念に沿った入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)に
基づき、学生を選抜するよう提言した。
だが定員割れで苦しむ大学には絵空事に映る。
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東大との併願組みは要らないとは、私立大学の雄、早稲田ならではの強気の発言だが、
現状の入試制度への危機感の強さと改革への意欲はうかがえる。

前編でもお伝えしましたが、一般入試よりAO・推薦入試のほうが合格はしやすい。

関関同立大の中には、一般入試の枠を減らして偏差値を高くしつつ、AO・推薦入試で
学生を確保して、「偏差値操作」といわれているところもある。
以前ある生徒に神戸大の滑り止めとして関関同立大のある大学を薦めたら、
「あの大学は受験で入る生徒は優秀だが、推薦で入ってくる生徒はまともに受験勉強をしておらず、
そんな生徒と一緒に勉強したくない・・・」と言われ、返す言葉がなかった。

早稲田でも新聞記事の通り一般入試とAO・推薦入試の比率を逆転させると、
全体的な学力低下は避けられないと思うのは私だけだろうか?

早稲田ブランドが強いだけに、合格実績欲しさに「国立大は諦めて早稲田のAOを狙え」という
進路指導をする学校や予備校が現れそうな気がするが・・・杞憂に終わってくれることを願う。

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