台形の面積出せぬ中3 ゆとり教育 混乱は続く

西宮北口の数学専門塾∫インテグラル∫です。
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昨年の記事ですが、公教育ではなく民間教育の役割を考えさせられます。

2015.11.25 日本経済新聞 「挑む」より
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小中学校に新課程の内容が導入されたのは2009年から。
小学校では2年間、中学校では3年間の移行期間を経て本格的に実施された。

現在の中3は、小5の時に移行期間が始まり、算数では
「台形の面積の公式」
などが載った文部科学省制作の特別教材を併用して授業を受けた。
昨年からは新しい教科書を使っている。

その教育課程改訂のしわ寄せは、新旧の移行のはざまにぶつかった子供たちに行くので、
質問も指導の時間も、どうしても長くなってしまう。
(中略)
今春の北海道立高校の入試で珍事が起きた。
数学で台形の面積を求める問題が出て、正答率はわずか42.9%。
ほぼ同じ問題が今年4月の全国学力調査テスト算数(小学6年生対象)にも出され、
こちらの正答率は73.5%で、正答率だけを見れば
「北海道の高1の学力は小6より低い」ということになる。

出題者はそもそも現在の高1は小5までは旧課程で
「台形の面積の公式」は習っていないことを知っていたのだろうか。

ゆとり教育の見直しを巡る混乱は、まだまだ続く。

※現在や昨年、今春とは2015年当時です。
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記事の通り台形の面積の求め方を習っていない年代の生徒がいるのは事実です。
その世代に生まれてしまったのが不運としか言いようがありません。
「ゆとり世代」という言葉を時々耳にしますが、いい意味で使われることは少ないように思います。
でも子供たちには何の責任もありません。
当時の国の政策が間違っていただけで、本当に不運な世代だと思います。

「学校では教えてくれない部分を補完する」
これは、われわれ民間の教育産業の重要な役割の1つであると思い、日々授業に取り組んでいます。

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