神戸女学院【新中学1年生】期間限定記事

神戸女学院中学に合格された皆さま、おめでとうございます。

西宮北口の数学専門塾インテグラルです。
 ホームページhttps://suugakuintegral.main.jp/

この記事は長年神戸女学院の中学・高校生に数学を指導してきた私が、春から神戸女学院中学に進学される方に少しでも参考になればという思いで書いております。

まずは簡単に学校の紹介から。
 神戸女学院 中学部・高等学部 

神戸女学院は兵庫県西宮市の私立女子中学・高校であり、高等学部では生徒を募集しない完全中高一貫校です。
自然豊かな里山の中に中高大のキャンパスが置かれています。
伝統と学問の両立を大切にするプロテスタントのミッションスクールです。
特に京大・阪大・国公立大医学部などの難関大学への合格を目指す生徒への、継続的な学力向上のための環境が整っています。
生徒一人一人の学びのペースを大切にし、将来を見据えた確かな学力と人間力を育むことを目指している学校です。
個々の自主性を重んじる学校で、校則はほとんどなく服装も自由で、校風は「自由と自治」です。

塾長K
塾長K
やりたいことを見つけたら、
本当に好きにできますね。
勉強でも課外活動でも。

私の母校もそうだったので、少しだけそのことを書かせてください。
私も私服登校で校則がほとんどない高校の出身です。
とてもよく似ていて、母校の懐かしい記憶がよみがえります。
勉強するもよし、部活や課外活動に専念するもよし、遊ぶもよし・・・という、本当に人としてダメなことをしない限り怒られることのない学校でした。

自由な反面、結果は自己責任というところに同じような校風を感じます。
高3にもなると髪型を整えるのも服を選ぶのも面倒だったので(その時間を惜しんで勉強をしていたことにしておきます)、長髪に学生服で登校していました。
おしゃれや遊びは大学生になってから楽しめばいいですよ。
10代の自由な環境は大切に使いましょう!!

私の母校は卒業生にノーベル賞受賞者がいる進学校でありながら、野球部は甲子園出場経験があり、他の競技ではオリンピック代表を数名輩出している「見た目は文武両道校」です。
見た目は文武両道校のからくりついては本題からそれますので、記事の最後に記しておきます。

さて、今年の新中学1年生(現S3)の学年カラーはピンクですね。
インテグラルでは全学年カラーの生徒さんが在籍してくれております。

神戸女学院の定期試験前の塾内の様子①
(黄色と青の生徒さん達です)

神戸女学院に入学してからも勉強するかどうかは自分次第。
宿題(進学校の中では少ない方です)と定期試験が悪かった場合の追試(かからないようにしてください)など、最低限しなければいけないことはありますが、提出物をしっかり出して赤点をとらなければ、厳しく勉強させられることはありません。
そのような環境の中でも、最上位の難関大を目指しておられる生徒さんは、中学生の早い段階からものすごく勉強をされています。

神戸女学院の定期試験前の塾内の様子②
(赤の生徒さん達です)

難関の中学入試を突破してきた皆さまにおいては、中1の入学直後は学力差なんてほとんどありません。
多少の得意不得意はあるにせよ、努力と勉強時間ですぐに埋められます。
実際に1学期の中間試験などは、数学の平均点が85点を超えることもあり、100点満点をとっても平均プラス10点ちょっとということがよくあります。
反対に計算ミスを3つもするとすぐに平均点を割ってしまいます。
学年があがるにつれて定期試験の平均点は下がっていきますが、それでもコンスタントに90点以上をとる生徒さんはいらっしゃり、気づけば平均付近の生徒さんでも上位層との差が30点以上・・・
という状況になってしまう可能性もあります。

部活はスポーツ強豪校のようなハードな面はありませんが、文化祭や体育祭の実行委員などをされている生徒さんは、そちらに本当に全力です。
○○の委員は浪人をする覚悟で・・・これ以上詳しいことはここでは書けません。
委員によっては高3の12月まで委員の仕事がありますので、慎重に選んだほうがいいと思います。
英語のスピーチコンテストや数学オリンピックなど、授業以外の活動に熱心に取り組む方もいらっしゃいます。
部活選びより、学校行事や課外活動とどう付き合うかが大切になってきます。

インテグラルの授業は主に個別指導(講師:生徒=1:2または2:4)ですが、お隣で勉強されている生徒さんが神戸女学院の先輩ということも多いです。
学年が近い先輩ならば、優秀な先輩女学院生と以下のようなやりとりもよくあります。

塾長K
塾長K
去年の□□先生の代数の授業と
定期試験どうやったか覚えてる?
塾生
塾生
めっちゃ○○でした

※注:いいコメントのときもあればそうでない場合もあります・・・これ以上詳しいことは書けません。

私より「先輩の言葉の方が響く」ときがあるのは間違いありません。
部活や実行委員など数学以外のことは、私より先輩の方が当然詳しいです。
今年は先輩のアルバイト講師も在籍していただいておりまして、生徒さんと先輩講師の間で私もついていけない神戸女学院トークが繰り広げられています。

話を本題に戻します。
晴れて神戸女学院中に合格し、入学手続きを進めていくと 「入学前の課題」が出されます。
内容は毎年ほぼ同じですが、入学まで遊んで過ごせるわけではありません。
この記事を読んでしまった以上、聞いてないよとは言えなくなりましたね(笑)。

入学後の数学は代数(計算やグラフ)と幾何(図形)の2つに分かれます。
定期試験も数学だけで代数と幾何それぞれ100点満点のものが課されます。
(聖書の定期試験もあります!!)

入学前の課題が課されるのは、代数の分野です。
幾何は1学期の間は中学受験の知識で乗り切れてしまう場合が多いですが、代数は算数とは違う内容がどんどん登場します。
そこでインテグラルでは、最初のうちは代数をメインに指導をしております。
およそのイメージは代数:幾何=8:2くらいの比率です。
途中からこの代数と幾何の比率は変えますが、その時に代数の予習をして貯金を作っておくことが重要です。
そのあたりの詳細は別の記事 「神戸女学院J1(中学1年)夏休み以降の重要性」 に書いておりますので、時期が来ましたらお読みください。

神戸女学院の定期テスト対策授業の様子①

神戸女学院の定期テスト対策授業の様子②

インテグラルは多くの神戸女学院生に支持をいただいており、塾生の6割以上が神戸女学院の生徒さんです。
塾生および保護者の皆さま、本当にありがとうございます。

西宮北口周辺には、中高一貫校の生徒さんを対象とした塾もたくさんあります。
その中で「塾生の学校別在籍者数」を公表している複数の教室を展開している塾があります。
とある塾では「神戸女学院の中1~高3までの在籍者数」を公開しており、人数は毎年20名前後のようです。
そちらと比較してもインテグラルの方が多くの神戸女学院生が在籍してくださっております。
小さな個人塾を選んでくださった生徒様および保護者様には、感謝の気持ちしかございません。

定期試験前は、神戸女学院生だけで決して広くはない教室が満席になります。

ここまでで掲載させていただいた写真の生徒さんは、皆さま神戸女学院生です。
通塾していただいております皆さま、本当にありがとうございます。
満席でご入塾を待っていただいている生徒様・保護者様、誠に申し訳ございません。

塾生の6割以上が神戸女学院生ですので、塾の年間のスケジュールも神戸女学院の学校行事に合わせております。
定期試験の日程に合わせてテスト対策授業をするのはもちろんのこと、文化祭の日、遠足や修学旅行の週などは授業を休講にしており、学校行事のために授業を休んでしまう心配もありません。

中1から高2の前半くらいまでは、定期試験で高得点を目指して授業をしております。
そして、大学受験が近づいてくる高2の後半(早い方は高1)からは、試験対策より入試問題に重きを置いた授業にシフトします。
塾生またはその保護者の方がこの記事を読まれると
「あっ、定期試験前のアレのことですね (^^ゞ」
とおわかりいただけるのではないでしょうか(笑)

課外活動など勉強以外のことに熱心に取り組んでも、数学の勉強については
「その学年で最低限やらなければいけないこと」は塾でサポートしています。

 最後に「見た目は文武両道校」のからくりについて記しておきます。
これは私が高校生だった平成前半のことであり、令和の今とは時代背景や受験制度が違うことをご理解ください。

私は中学の時は陸上部(長距離)でした。
1500mを4分25秒という記録を持っております。
公立中学でしたので高校入試があったのですが、陸上部の長距離の引退は冬の駅伝が終わってから。
つまり高校受験の直前の冬休みも毎日10km以上の走り込みをしながら、毎日3~4時間の勉強時間を確保して、地域でトップの進学校に合格しました。

高校でも陸上部を続けるかどうか迷いつつ体験入部はしましたが、運動部はやめて文化部にしました。
スポーツ強豪校でもあった高校ですが、先生が次のようにはっきりと言ってくださいました。
『受験で国立大学に進学したかったら運動部はやめておきなさい。
高校入試みたいに毎日3~4時間の勉強では国立大学には受からないから。
(スポーツ強豪校なので)運動部なら推薦で名のある私立大学への進学先は準備できるけど、運動部と大学受験の両立は普通は無理だから、現役で国立大学に進学したかったら部活はほどほどにしておいて勉強をしなさい』と。

母校の進学実績だけを見てもわからない部分を、高1の最初に教えてくれました。
国立大学の現役合格者はほとんど文化部、スポーツでよく聞く有名な私立大学への進学者はほとんどが推薦、運動部から国立大へ進学している人も多少はいるがほとんどが浪人生。
正解があるのかどうかもわかりませんが、私は非常に納得しました。
勉強をするもしないも自由、部活に打ち込むのも自由。
どちらを選んでも構わないけれども、その結果の進学先はだいたいこうなると教えていただいたうえで、自由に選びなさいという校風です。

私は受験で現役で国立大学の道を選びました。

塾長K
塾長K

文武両道は私にはできませんでした💦
運動部と受験勉強の両立は、私の体力
と精神力では無理だったと思います。

もちろん、受験勉強とそれ以外の活動を両立されている方も見てきました。
ですので文武両道については、全否定するつもりはございません。
ただし、かなりの覚悟と体力が必要になることは間違いありません。

無理やり勉強を強いるような学校ではなく、自己責任で選びなさいという高校生活を送りましたので、その環境に身を置く心境はわかるつもりでおります。

今現在、多くの神戸女学院生の方に通塾していただいておりますのも(ありがとうございます)、この経験が活きているからではないかと思います。

この記事は以上となります。
これより先は、インテグラルのブログやホームページで神戸女学院に関連するもののリンクとなります。
どのページも一回で読み切りになりますので、必要なところだけお読みいただければ幸いです。

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